私は、日本経済は70年周期で大きな波が訪れ、70年に1回国家破綻をしていると考えています。私の説では、次のどん底は2016年です。その内容を伝えたいと思い、私は「平成大混乱・大不況がやってくる」という本を2010年に上梓しました。
 2016年のどん底では、主に、国債の切捨てと、円の切り替えが行なわれます。そのどん底が来るためには、日本は大混乱に陥っており、大不況となっていることが大前提です。そのキッカケをつくるものを、私は平成大津波と名付けました。
 2011年の東北の津波は、1896年、1933年の2度にわたる三陸地震津波の、三度目の襲来です。これは大きな津波でしたが、私が言った平成大津波とは違います。平成大津波は、日本全国を、一度に破綻に導くものです。それが何かは分かりませんが、東京の地震や中国との経済戦争あるいは武力戦争などが考えられます。

 私たち一般の国民には、平成大津波と、それから引き起こされる大混乱・大不況を防ぐことはできません。私たちにできることは、大津波の中にあっても、私たちが経営する会社、その従業員、取引先、そしてその家族たちだけでも守ることです。
 国家破綻をするときに、会社や従業員などを守るのは大変なことです。人間一人の力では、どうにもならないと思います。でも、それを助けてくれるものに、般若心経があるのです。その般若心経の教えを、「平成大混乱・大不況がやってくる」で紹介しました。

 般若心経には、私たちの思いは必ず実現すると書いております。ナポレオン・ヒルなども思考は現実化すると言っていますが、般若心経をみると、2000年以上前から、そのようなことは分かっていたのです。
 つまり、経営者一人の力だけではどうにもならないものでも、経営者の強い思いがあれば、空の力を使って会社や従業員などを救うことができるのです。その点を、私は「平成大混乱・大不況がやってくる」で書きました。

 実は、浄土真宗の教えも、その般若心経の教えと同じなのです。


 般若心経は成功法則であるというのが私の考えです。浄土真宗の教えも、成功法則そのものであったのです。その点を、これから数回に分けて書いていこうと思います。

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